「おきなさい、ハチタ」

誰かがハチタの名前を呼んでいます

「ん〜ん〜」

ハチタはゆっくりと目を覚ましました

「え?」

ハチタが目を覚ました場所

そこは空の上

高い高い空の上

なんと、月の上だったのです

「気がつきましたか?」

「あなたは?」

「私ですか?月の精です」

「月の精?」

「はい」