先ほどから由宇と詩織は、楽しくおしゃべりをしている。 しかし一方、真優は黙って縮こまり、蒼司はその様子を眺める… という状況が繰り広げられていた。 この状況では、 もうどうしようもない、 と真優は逃げ出したかったが座った位置が悪く、詩織にどいてもらわなければならない。 (あ、そうだ、トイレに行くつもりで逃げよう!!)