(ナルホドぉ…) 詩織は、真優の言った意味を完全に把握すると (この二人がまた会ったらどうなるんだろ) そんなことを考えて、この話題を打ち切ると、2人はいったん話すのをやめ、詩織は入り口から入ってくる人達を眺めていた。 ーカランコロン 三組目だっただろうか なんとも人の目を引く長身男性2人組が入ってきた。 すぐに、その内の1人に思い当たり、ニヤリと心の中で笑うとこの先の展開に胸を馳せた。 −−何ともひどい友人である。