「けーくん。けーくん。」 「なあに?ゆうちゃん?」 「けーくんすきだよ。あたし大人になったらけーくんのお嫁さんになる!」 「ぼくもゆうちゃんすきだよ。大人になったらぼくのお嫁さんになってね。」 あたしとけーくんは手をつないで約束した。 「本当に優菜は啓太くんが好きね。」 お母さんが小さく言った。