触れたのは、ほんの一瞬。




「ほら、やっぱり。
なっちゃんはスキがありすぎる」


「む、」


「俺以外には、こんなスキ見せないでね」


「…はーい」


幸せだ、と思う。


ひーくんがそばにいてくれて、私を好きだと言って、抱きしめてくれる。


この先も、ずっと一緒にいたいと言ってくれる。




だから、ひーくんとはまたいつか、じゃなくてちゃんと約束しよう。




また明日、と。











Fin.