「なんでこんなことしたの?」

私がひーくんがいなきゃだめだってことくらいわかってたでしょう?



「いつか、ってずっと言ってるなっちゃんが心配だったのと、まあいつまでたってもいいお兄ちゃんだからこの辺ではっきりさせておこうかと思って」


「…なにそれ」


前者はわかる。
いつかに依存していた私から解放させようとしていたんだ。


でも後者は?



意味がわからなくて、わたしが首を傾げると、ひーくんは笑みを浮かべた。




「ねぇなっちゃん。

俺はまたいつかなんて一生言わないよ。
明日も来年もその先も、なっちゃんと一緒にいたい」