ひーくんとちゃんと話したのは次の日だった。 私は他に泣く場所を見つけることが出来なくて、結局同じ公園に訪れて、ブランコをこぎながら泣いていた。 [やっぱり泣いてんだろ] […っ!] まさか、また来てるとは思わなかった。また話しかけてくるとは思わなかった。 失礼なことしたのに。 でも、その日も失礼なことをさせてもらうつもりだった。 泣いてるところを誰かに見られたくなかった。 [今日は逃がさないよ?] ひーくんに腕を捕まれるまでは。