隣の兄ちゃん





「はい。じゃあ入って」



「あの・・・えっと・・・・・・」



「大丈夫だって!何もしないから。それともしてほしい・・・?」



「ばっばかじゃないのっ!?」



「はい、冗談だから!で、入るの?入らないの?」




あたしは今さら家へ帰れなかった。

ていうか、家に帰りたくなかった。

どうせ待ってくれている人なんかいないし・・・。



「あの、じゃあお邪魔します・・・」



「よしっ!じゃあ入って」