あたしは気づかない内に声をあげて泣いた。
ずっとためていたから。
ずっと泣いた、気が済むまで泣いた。
あたし、いつから声をあげて泣いてなかったっけ…?
そしてやっと落ち着いた今……。
「…ごっ、ごめんね…。こんな風に…言うつもりじゃ……っ」
しゃっくりでうまく言えない。
「落ち着いた?」
低く優しい声。
……安心する。
あたしはコクンとうなずいた。
「よしっ!じゃあおれんち来い!隣だけど〜」
あたしはうまく回転できない頭で考えた。
おれんちってことは、夜沢さんちだよね…。
…どういうこと!?
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