ガールフレンド・・って何だろうと思う今日この頃。

俺は、自分で言うけど、
勉強だけが取り柄の中3、佐藤啓。
容姿はそこそこ。
スポーツはそこそこ。

「おっはよう~啓ちゃん」
こいつは、幼馴染・・とゆうか腐れ縁のほうが正しいのかもしれない。
腐れ縁の、伊藤らん。
「うん、おはよ。」
「ね~またそんなぶっあつい本読んでて楽しいの?」
俺は毎朝徒歩通で学校まで行く。
その時間が勿体無いと本を読む。
らんは、不思議そうにジーッと本を見る。
「楽しいけど?なに?」
「ん~なんでもな~い。」
と言うとらんはクラスメイトの女子のところへ走っていった。

「なあなあ、啓!」
このうっさいのは、和田哉太。
「なに?」
「お前さー、らんちゃんのこと好きっしょ?!」
「はぁ?」
いきなり何を言い出すかと思ったら・・。
そんなしょうもないことを。
「だってさー、啓が女子と話すのなんてらんちゃんくらいじゃん?」
「うん、腐れ縁だからじゃない?」
そう、特別な感情なんてない。
小さい頃から親同士仲がよくて
俺らも仲がよくなっただけだ。
「え~そう?だって啓、モテんのにさー?らんちゃんとしか話さないから。らんちゃんのこと好きなのかな~ってウワサ。」
そんな噂までたってんのか・・と
少しこの学生がすごいと思った。
普通他人事にはどうでもいいだろう・・。