「ねー、次は何歌う?」
「そろそろ時間じゃないか?」
「あ、ホントだ」
店に入って二時間。終わりの時間が近付いていた。
「延長する?」
まだ歌い足りないし、夏海の歌声ももっと聴きたい。夏海は歌もプロ並みに上手い。一人にこんなにも与えるなんて神様は本当に不公平だ。
でも夏海は呆れたような声を出す。
「さんざん歌ったろ…。それに早く帰らないと宿題やる時間無くなるぞ」
「それは大丈夫。出来なくても夏海がいるから」
ブイっとピースサインで答えるハルとは違い、夏海は白い目でハルを見る。
「写す気か…。私は嫌だからな」
「えー、助け合いでしょー」
平気で身勝手な事を言う。
今までも出来なかったら夏海が教えながらノートを見せてくれた。
「そろそろ時間じゃないか?」
「あ、ホントだ」
店に入って二時間。終わりの時間が近付いていた。
「延長する?」
まだ歌い足りないし、夏海の歌声ももっと聴きたい。夏海は歌もプロ並みに上手い。一人にこんなにも与えるなんて神様は本当に不公平だ。
でも夏海は呆れたような声を出す。
「さんざん歌ったろ…。それに早く帰らないと宿題やる時間無くなるぞ」
「それは大丈夫。出来なくても夏海がいるから」
ブイっとピースサインで答えるハルとは違い、夏海は白い目でハルを見る。
「写す気か…。私は嫌だからな」
「えー、助け合いでしょー」
平気で身勝手な事を言う。
今までも出来なかったら夏海が教えながらノートを見せてくれた。


