「あー最新刊出てるー。買って来るね」
そう言って冬馬は単行本を持ってレジに行ってしまった。
一人で待っているのも退屈なので夏海を探しに行くと、夏海は医学関係の棚の前で何やら分厚い本を熱心に見ていた。
「見付かった?」
ハルが声をかけると夏海は本を閉じてこちらを向いた。夏海が読んでいたのはやはり医学の本。
「医学書?何でそんなの読んでるの?」
「将来医者になろうと思ってるから、参考にね」
「夏海お医者さんになるんだ」
「まだ分かんないけどな」
もう将来の事を考えてるなんて夏海はすごいな。私なんて何にも考えてない。
「夏海ならなれるよ。頭良いし」
「ま、ハルよりはな」
「もう」
そう言って冬馬は単行本を持ってレジに行ってしまった。
一人で待っているのも退屈なので夏海を探しに行くと、夏海は医学関係の棚の前で何やら分厚い本を熱心に見ていた。
「見付かった?」
ハルが声をかけると夏海は本を閉じてこちらを向いた。夏海が読んでいたのはやはり医学の本。
「医学書?何でそんなの読んでるの?」
「将来医者になろうと思ってるから、参考にね」
「夏海お医者さんになるんだ」
「まだ分かんないけどな」
もう将来の事を考えてるなんて夏海はすごいな。私なんて何にも考えてない。
「夏海ならなれるよ。頭良いし」
「ま、ハルよりはな」
「もう」


