BEST FRIEND

「可愛い…」
春らしい薄いピンクのワンピース。ハルは手に取り鏡の前で合わせてみた。
こういう女の子らしい服なんて着た事ないけど、これは凄く可愛い。こんな服着てお出掛けとかしたいなー。
そう思った時、後ろから夏海がヒョコっと現れた。
「何だ?ハルも買うのか?」
突然現れた夏海にビックリしてハルは振り向く。
「え!?ううん。可愛いなーって見てただけ」
「着てみれば?」
「えーでも、こんな可愛いワンピ私には似合わないよ」
それにこんな可愛いワンピ着たら余計子供扱いされそう。特に夏海に。
「そんなの分かんないじゃん。着てみなよ。きっと似合うと思うよ」
笑顔で言ってくれる夏海。
「うん…」
なんとなく断れなくてハルは試着室に入った。