BEST FRIEND



「ねー、これ可愛くない?」
放課後、駅の中にあるショップで早速冬馬がブーツを見付けて来た。
「お前似たようなの持ってなかった?」
「いいじゃーん。オシャレは今しか出来ないんだよ。気付いたら私達もあっという間にオバサンになるんだからー」
「冬馬、声が大きい…」
お客さんは私達だけじゃないんだから…。店員やOLっぽい人逹に睨まれてるよ。
それでも冬馬は若い事がどんなに素晴らしい事かを、周りのお客さんに睨まれながら夏海に熱弁していて、ハルは無関係を装うため冬馬から離れた。楽天家は怖いもの知らずで怖い。
ハルは他人の振りをしようと冬馬逹から離れて店の中をうろつく。
そして一着の服の前で足を止めた。