BEST FRIEND

「え!?」
驚いて声を上げると、夏海は眉間に皺を寄せ、
「何ボーッとしてんだよ。さっきから呼んでるのに」
「あ、ごめん」
考え事していて全然気付かなかった。
「お昼だよー」
冬馬の言葉にハルはまた驚く。
「え!?チャイム鳴った!?」
教室を見回すとみんな机を寄せたりしてお昼ご飯の準備に取り掛かっていた。先生もいなくて、教室はワイワイと賑やかだ。
チャイムの音にも気付かないなんて、私絶対テストでいい点取れない。授業なんて全く聞いてないし。
軽く落ち込むハルの顔を心配した夏海が覗き込んで来る。その綺麗な顔が目の前にあって、また胸が大きく高鳴る。
「何かあったか?」
心配してくれる夏海には悪いが、そんなに近寄られると告白してしまいそうになる。その綺麗な顔にキスしそうになってしまう。