「夏海とはライバルだからね。卒業するまでに体育で夏海に勝ちたいんだー」
「お前には負けないよ」
そして四人は笑い合い、ハルは、
「私達はずっと一緒だよね」
「当然じゃん!」
「私も皆さんとずっと一緒にいたいです」
「ハルの隣は私って決まってるからな」
「うん!」
この四人はずっと一緒にいられる。
この世に変わらないものなんて無いって言うけど、私達の関係は変わらない。
その時、風が吹き桜の花を散らす。
「綺麗ー」
どうか、私達をずっと見守っていて下さい。
毎年、この四人で桜を見に来るから。