BEST FRIEND



夏海と話しをしなくなって数日が経ったある放課後、ハルは帰ろうとしていた夏海の背中に声をかけた。
「あ、夏海待って。今から三人でお茶しに行こうよ」
「……」
夏海は立ち止まってハルをじっと見ていたが、そこに部活を休んでる冬馬がやって来る。
「ハル!そんな奴ほっときなよ!」
その言葉に夏海の目が細くなりまた背中を向けた。だがハルは夏海の腕を掴む。
「嫌!私達親友でしょ?やっと出来た親友とずっとこのままで卒業するなんて嫌だ。だからお願い、夏海」
必死に懇願の視線を向けるハルを夏海はしばらく見つめ、やがて小さく声を吐き出した。
「ああ…」
「冬馬もね?」
冬馬は納得出来ていないようで夏海を睨んでいたけど、ハルの目を見て頷いた。
「ハルが言うなら…」
私が引き起こした事なんだから、私が何とかする。