BEST FRIEND



冬馬と夏海が喧嘩した夜、ハルは夏海にメールや電話をしてみたけど夏海からの返事は無かった。
ハルはいつものように校門で待っていたが、夏海が来るか分からない。でも来たら謝ろう。ハルが謝る事じゃないって言われるかもしれないけど、私のせいで二人は喧嘩したから私にも責任がある。
と、背後から駆けて来る足音がして振り返ると、冬馬が元気よく手を振って来る。
「おはよー、ハル」
「冬馬、朝練は?」
冬馬は笑顔で、
「しばらく部活は休みますって部長に言った」
ピースサインを作る冬馬だが、あんなに部活熱心だった冬馬が休むなんて…。
「私の事は気にしなくていいよ…」
「ううん。私がハルと一緒にいたいだけだから」
「冬馬…」
優しい冬馬は夏海に振られた私を気遣ってくれる。すごく嬉しいけど、私の為に部活を休んだりしてまた迷惑をかけた。