BEST FRIEND

「何で分かるの?」
夏海を庇うハルに冬馬が聞いて来る。そういえば冬馬達はハルが夏海に告白した事知らないんだっけ?別に隠してても仕方ないよね。
ハルはお弁当を食べながら平然と答えた。
「私も夏海に告白したから」
「え!?」
冬馬はジュースを吹き出し、秋奈ちゃんは何か気付いたようにパンと手を叩く。
「あ、ハル先輩とお付き合いしてるから夏海先輩はお断りしてるんですね?」
二人の反応を見てもハルは冷静にお弁当を食べ続ける。
「ううん。私も夏海に振られたから」
「え?」
さっきから冬馬は「え」しか言ってない。
「私も彼女達と同じように振られたの。私とは付き合えないって」
「嘘だ…」
何故か冬馬がショックを受けたように呟く。
「嘘じゃないよ。でももう気にしてないから。夏海の気持ちも知れたし、これからも親友でいれたらそれでいいの」