恵さんと夏海の気持ちがあまりに切なく感じてハルまで泣きそうになった。これ以上聞いたら夏海も辛いと思ったけど、ハルは聞いた。恵さんの事が知りたくて。
「恵さんはどんな病気なの?」
「分からない。医者ですら解明出来ないらしい。私もいろいろ調べてみたけど、何も分からなかった」
その時、夏海が将来医者になるためと言って医学書を読んでいた事を思い出した。あれは恵さんのためだったんだ。それとも、本当に医者になって自分の手で恵さんを救うつもりなのか。
「もしかしたらずっとこのまま眠り続けるかもしれないし、目を覚ますかもしれない。最悪、命が尽きるかもしれない…」
「……」
夏海は呆然と床を見つめたまま、抑揚のない声を出す。その言葉と声が冷たく寂しく感じて胸が痛かった。
「恵さんはどんな病気なの?」
「分からない。医者ですら解明出来ないらしい。私もいろいろ調べてみたけど、何も分からなかった」
その時、夏海が将来医者になるためと言って医学書を読んでいた事を思い出した。あれは恵さんのためだったんだ。それとも、本当に医者になって自分の手で恵さんを救うつもりなのか。
「もしかしたらずっとこのまま眠り続けるかもしれないし、目を覚ますかもしれない。最悪、命が尽きるかもしれない…」
「……」
夏海は呆然と床を見つめたまま、抑揚のない声を出す。その言葉と声が冷たく寂しく感じて胸が痛かった。


