「あー美味しかったー」
駅近くにある美味しいと評判のケーキをご馳走してもらいハルは上機嫌で店から出て来た。後ろからは夏海が財布を見ながら呻いてる。
「高そうなのを三つも食いやがって…」
「ご馳走してやるって言ったのは夏海だもーん」
「全く…」
私の誕生日を忘れた罰だよー。心の中でハルは笑い、そしてお礼を言った。
夏海、冬馬、ありがとう。とても楽しい誕生日になったよ。
そして今日はこのまま帰るのかと思ったが、夏海は財布をしまって駅にある時計を見た。
「じゃ、次行くか。時間もちょうどいいし」
時間って、まだ六時半だけど、カラオケでも行くのかな?
「帰るんじゃないの?」
ハルが聞くと、夏海はニッコリ笑った。


