BEST FRIEND

「はい。でも後悔したくないから、ちゃんと伝えます。冬馬先輩を想ってる人がここにいますって…」
「……」
秋奈ちゃんは見かけによらず強い子だな。
私は夏海とずっと一緒にいて、告白したいと思ってるけど、ここまでの覚悟を決めた事はない。秋奈ちゃんはハルよりも一つ下なのに、何だか年上のように思える。
その時夏海が帰って来た。
「お待たせ。あれ?秋奈じゃん。どうしたの?」
「ちょっとハル先輩とお話を。あの、ハル先輩…」
秋奈ちゃんは何か言いたそうだったけど、何が言いたいかをハルは分かっていたので、ちょっと秋奈ちゃんに近付いて耳打ちした。
「冬馬にも誰にも言わないから安心して。部活も冬馬も頑張ってね」
「はい!ありがとうございます!」
そして秋奈ちゃんはスッキリした顔で教室を出て行った。大好きな人がいる部へ。