え…?

女達はあまりの出来事に、固まってる。

「入るとこ、間違っちまったな」


ワザとらしく出て行こうとする連。


「あ、そだ。
俺の連れ。

返して貰おうか?」

連は女達に“放せ”という視線を送る。


笑顔で女達を見るが、目は笑ってない。

というか、こんな恐ろしい笑顔、見た事ない。


でも、動かない女達に、連は溜息を吐き、

「……しょうがねぇな。

まさか、パートダンがこんなだとはな」

足の縄を解いてくれて、抱きかかえてくれた。


「……連…」

気持ちが軽くなり、連のシャツを握る。

「こんな女達といると、空気腐る。

場所、替えるぞ」

そう言い、お店を出た。