「そう言えば、今日退院だったな」

連が、あたしに向かい、微笑む。


「覚えてなかったんですか」

「……色々ありまして」

「色々? こんなにヒマそうなのに?」


麗と連の笑顔。

それが、ドス黒くて仕方ない。


「ちょ、ちょっと! 2人共! よしなよ!」


2人の間に突っ込むが、中々の睨みあい。

「麗! 今の言葉は酷かった。連に謝りな!」

「はいはい。俺っスか。すみませんねぇ」


全っ然反省してない麗。

「連、ごめんね? 麗もなにかあるんだよ」

「…そーみたいだな」

2人共…。
怖いです!