「その汚れ誰が洗う? お前、何かといいワケ付けて逃げるだろ? 毎回毎回、俺が洗ってんだよ!」


ひ~!
もう、勘弁。

朝から説教は止めとくれ~!


「……ごめんなさい…」

反省したふりをするあたし。


勿論、心優しい麗は、

「あ…。ごめん。少し言い過ぎたな」

許してくれるんだよね~♪


眉を下げて、あたしの頭を撫でる麗。

でも、一気に顔が豹変し、あたしを睨みつけた。


「っていうかと思ったのか? ゴラァ?」

毛布事、あたしを引っ張り上げる麗。


「ひえぇえええ!」

落ちる、落ちる!
落ちるって!

落ちたら、あたしの顔が危ないだろ!