ラフな格好をしてて、グレーの髪がやけに目につく。


グレーの髪…。

途端、一人の男が頭に浮かんだ。


……高木連。


え…?

でも、なんで高木連がここにいて。

あたしの手を握って寝てるの…?!


なんで…??


その時だった。


ガラッ


「失礼します」


静かに入ってきた女。

目が合うと、驚いた様に、口をパクパクさせ、持っていた花束を落とした。