「…助けなきゃ」

「分かってる」


動きにかかろうとした時、連の呑気な声が響いた。

「お前ら、人の学校こんなにしやがって…。やるんだったら、もっと派手にしろよ」

「「は??」」


連の言葉に、麗とあたしの声が重なる。


ば、バカ…?

銃を構えられながら、囲まれてるんだよ…?


怖くないのかよ!

それに、もっと学校大切にしろよ!


「学校ごとブッ壊せばよかったのによ」

「「・・・」」

「…学園祭なんか二リィんだよ」


連の言葉に唖然のあたし達と。

言葉が通じないので、首を傾げてるアメリカ人。


呑気な連を凄いと受け取ってるのか、騒ぎ出す女子達(一応、人質です)。