Love Hunter☆ラブ ハンター





ドオォォンっ


物凄い爆撃音がし、一気に背中が熱くなる。

爆撃で飛び散ったコンクリートやガラスの破片が、飛び散り、あたしの腕をカスった。


「っ!」


…痛い。

痛いけど、逃げなきゃ。

「連! 大丈夫?!」

連は返事の代わりに、あたしの手を強く握った。


そして、あたしの腕を見、驚いた顔をする。

「おい、血出てるじゃねぇか」

「あたしは大丈夫。それより逃げなきゃ」

「大丈夫なわけねぇだろ。お前、ケガ治せるんじゃなかったのかよ」


連はあたしの腕を掴み、心配そうな顔をする。

「人のはね。自分のは無理なの」

「んだよ、それ。ったく、んでこうなんだよ」


少々苛立ちすら感じる連の言葉。


「そんな事より、テロリスト捕まえなきゃ。行くよ!」