次の教室に差し掛かった頃、 バンっ、バンっ 再び銃声が鳴り響き、 ドンっ 爆発音まで鳴り響いた。 麗…! 反射的に、回線をつないだ。 「麗、麗!」 『・・・』 「麗! 麗!!」 『奈央? どした?!』 いたって普通の麗に、安堵が洩れる。 「どしたじゃない! ちゃんととりなさいよ…」 『ごめん、ごめん。ちょっとアメリカ野郎と、対決してたもんだから、さ』 ゴキゴキっ と、首がなる音がする。