Love Hunter☆ラブ ハンター





麗と目で合図し、2手にわかれた。

あたしは右。
麗は左。


銃を片手に、階段を上って行く。

ブラックブーツのヒールの音が、階段に響く。


あ、今、なんでこんな時にブーツ履いてんの?

って思った人に教えてあげる。


段々近づいてくる足跡に、ヒールの横にあるボタンを押した。

つま先から、電撃が迸る。


銃を持ちながら現れた外国人の男。

咄嗟に男の口を押さえる。


「Oh!――んぐっ!」

「…こんな事出来ないとね、ブーツなんか絶対履かないわよっ!」


男の足を、思いっきり蹴った。

ビリビリ震えながら、倒れこんだ男。


「逮捕させていただきます」

男の手に手錠を掛け、片方をパイプに掛ける。