【黒銀赤蘭高校】


高木連…。

アイツ、大丈夫かな?


そんな思いだけが、頭を過る。


「なんか、久々に緊張してんな」

麗が意地悪に笑う。


「……煩い」

「反抗的」

そんな麗に、大きな溜息を吐いた。


「よし、降りるよ!」

思いっきりドアを開ける。


すると、一気に黄色い歓声に包まれた。