この顔も…、あの事件以来だったからね。 「奈央、どうす――「行かせて貰います」」 「おお! よく言ってくれた。でも、無茶はするんじゃないぞ」 「はい」 麗が不安そうな顔をする。 そんな麗に、笑顔で答えた。 「じゃあ、事件の説明をする。場所は…」 この辺はいつもなら静かな昼。 でも、今日は違った。 「……沢山いるな」 「そだね」 あたしと麗の雰囲気も違う。 着いたのは、1つの学校。 あの人がいる学校だった。