手は出してないんだ。
じゃあ、犯罪も軽いハズ。
このまま、釈放、ね。
「…アンタが指示出してんの?」
「知んねぇ…」
「は?」
アンタの事聞いてんのに、知んねぇはないじゃん?!!
重い溜息が零れる。
「もぅいい。アンタは帰りな。他はみんな逮捕。1ヶ月くらいで釈放だと思うけど。28
歳以下だから、少年警察署だね。じゃ、あんた、女ハンターなんかに似合わないよ。足洗いな」
それだけ言い、麗が倒れてる奴らをトラックに運んでるのを手伝った。
「ほら」
倒れてる奴に手を貸す。
これで、麗の能力がどれだけ凄いかを思い知らされる。
たった一発で、こんなに大勢の男達を倒したんだから。
麗の能力は、電撃。
だから、麗には電撃銃なんて必要ない。

