男はグレーの目であたしを睨む。
「…どこの所属?」
「んで? そこまで聞くのかよ」
面倒臭そうに、グレーの頭をかく男。
手に持ってる煙草を、男の傍にある灰皿に捨てた。
「何高なの?」
「…黒銀赤蘭高校」
「ありがと」
システムQに男の顔を写し、高校名を入れた。
システムQとは、手のサイズの携帯みたいなもの。
機能は違うけど。
機能は主に、携帯、位置、犯罪者の顔写真を写したら、その人の情報、犯罪レベルまで分かる。
犯罪レベルも5段階あり、
1段階は、そのまま釈放。
2段階は、取り調べ。
3段階は、1ヶ月の懲役。
4段階は、半月の懲役。
5段階は、…死刑。

