想像してたより、驚く光景だった。


数十名、いや。

かなりの男達に囲まれてる、裸の女達。


男達は、ニヤニヤしながら、女達に触れてる。



大きな椅子に座り、足を組みながら、その様子を、楽しそうに見てる奴。


「……最っ低」

あまりにも見てられなくて、上に掛ってるケーブルに、横に落ちていたケーブルの切れはしを掛け、一気に滑り出した。


金属が掠れる様な、鈍い音が響き渡る。

男達は、あたしに気付き、驚いてる。


途中で手を放し、男達の真ん中に。
泣いてる女達の傍に着地した。


「ぱ、パートダン!」

「あら、お名前をご存じの様で」


笑顔を作り、裸の女に着ていたジャンパーを掛けた。

女達は、相当怖かったのか、震えてる。