……お母さんに教えられたんだけどね。


大きい深呼吸をし、再びベットに潜り込んだ。





ビリリリッ
ビリリリリッ


真っ暗な視界に、緊急会議用のブザーが響く。


ヤバイっ!



目を開けると、ドアが開き、

「奈央、行くぞ!」

仕事モードに切り替わった麗が入ってきた。


「分かってる!」

ニッと笑うと、優しく微笑んだ麗。


「ほんと仕事好きだな。じゃ、行くぞ」