お試し期間二日目。
今日は・・・・
タツヤだ。
あたしは家を出た。
桜の花びらが舞ってて綺麗。
あたしは「いってきまーす」って言ってドアを閉めた。
よし!行くか!
と思って歩こうとしたら・・・
「おはよう」
家の目の前にあった車の窓が開いて・・・
「タツヤ!」
「ユリちゃん乗って」
「ありがとう」
タツヤは車だった。
なんて豪華な・・・。
あたしは「お願いします」って言って乗った。
運転するのはタツヤではなくて、
「誰さんですか?」
あたしは聞いてみた。
そしたらミラーを見てあたしの顔を見て、
「あっ『HT』のメンバーです」
その人はなんだか怖いって雰囲気よりも穏やかって感じだった。
あたしはその人にいろいろ聞いた。
「何歳ですか?」って聞いたら「何歳に見えますか?」って言われたから・・・
「19?」って言ったら「17です」って言われた。
あたしより年上。
そりゃ・・・そうだよね。
でも・・・17には見えない!
年上って感じがするもん!
てか、免許どうしたんだろう。
「あの免許・・」あたしは遠慮がちに聞いた。
「年誤魔化したんで大丈夫ですよっ」
笑ってくれた。
こういう不良?とかでもいい人っているんだな。
いろいろ話してたら学校について、
「ありがとうございました」あたしはお辞儀をして降りた。
タツヤは「放課後きてね」って言って教室に入って行った。
あたしはいつものように席に座った。
することがなくていろいろと周りをキョロキョロしてたら、
「ユリ~」
ユウヤの声がした。
ユウヤはこっちに走ってきてあたしの隣に座る。
「丁度暇だった」
「俺ってタイミングよくね?」
なんて言って笑う。
あたしはユウヤに今日の運転手さんのことを話した。
そしたら、
「あーヒロ君ねぇ~」
「ヒロ君?」
「あの人年上っぽく見えて違うじゃん?それとあの落ち着く雰囲気はヒロじゃなくてヒロ君だろー」
あんま意味のわかんないことを言う。
顔からして君?
てか、ユウヤが君づけって合わない!!
「あの人いいよねー」
「何々好きになっちゃった?」
ユウヤは意地悪く笑う。