「え……
どこ行くんだ?」
私を残して部屋を出て行こうとするルカ。
「食事に決まっているだろう。
貴様のせいで遅くなってしまったではないか」
あー、ハイハイ。
全て私のせいですね。
もういいですよ、私のせいにしといて。
私は右頬を引きつらせながら、ルカのあとを追ってドアへ向かった。
「貴様はここに残れ」
「は?
私も朝ごはんまだなんだけど」
「なぜこの俺が貴様と食事を取らないといけないのだ」
「は?」
「貴様のようなブスと同じ空間で食事をしたら、どんなにいい食材を使っていても不味くなるわ」
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