さっきの表情がウソのように、ギロリと私を睨んできた。
「あんたの瞳。
せっかくキレイなグリーンをしてるのに、睨んでばっかだともったいないな」
「………」
「それに、いつも眉間にシワ寄せてるとすぐに老けるぞ」
「フン。
貴様には関係のないことだろう」
「まぁ、関係はないけどさ。
せっかくキレイな顔して生まれてきたんだから、もっと笑いなよ」
私が言うと、ルカは私の目をジッと見てきた。
キレイな瞳に見つめられ、思わず身動きが取れなくなる。
「そうだな。
ブスは笑ってもブスのままだもんな。
ヘタしたら国がひとつ滅びるな」
そこまで、ブスじゃないわっ!!!!
ってか、私が笑って国が滅びるってどんだけだよっ!!


