悪魔なキミと愛契約



突然。

ネックレスが優しい光りに包まれた。


胸元が、じんわり暖かくなっていく。


ネックレスの光りは、小さな粒となり、ルカの体にゆっくりと下りていった。


光り輝くルカの体。



ドクン、ドクン

ドクン、ドクン。



ルカの鼓動を感じる。

赤みを増していく頬。

呼吸する度に、上下に動く胸。


ルカの体は、とても温かかった。



「――ルカっ!?」


うっすらと目を開けたルカ。


ルカが、ヘイリと私の顔を確認する。


「ルカっ!!
大丈夫なのかっ!?」


私が聞くと、ルカは少し口角を上げた。


……よかった。

本当によかった。


本当に……


恐怖から解放され、私は腰が抜けてしまった。


「……兄上」


今にも消え入りそうなルカの声。


ヘイリはルカの体をゆっくり起こした。


「……遅くなど、ありませんよ」