場所は、ヘイリのこの部屋。 でも、私の目に映る全てのモノに、きちんと色がついている。 これは、ヘイリの記憶の中のはずだ…… なぜ、今までのように、白黒じゃないんだ…… ボーっとする頭。 周りの音も少しこもって聞こえ。 心身ともに疲れきった私は、放心状態だった。 コンコン。 ノックされたドア。 そこに現れたのは、胸辺りを血に染めた、ルカだった。 真っ赤な血が、ルカの上半身と、右腕にべっとりついている。 それは…… チヅルさんの、血……?