「どうなさいました?父上。
そんなに大声を出されては、皆さまが驚かれるでしょう」
「……おまえ。
どうして……」
「“どうして”とは?」
「今は、人間を奴隷にするなど禁止されている。
私が定めた。もう、この国では人間は飼わないと。それを、なぜだ」
フランさんは、とても心配そうな目で私を見た。
ルカと同じ、グリーンの瞳。
優しい色をしていた。
ヘイリは、フランさんに向かいニヤリと口角を上げた。
「そう、“今”は禁止されているのです」
「なに?」
「父上。私はただ心配なのです。
父上はまだまだお元気ですが、もうお歳ではないですか。1000年も生きておられるのです。もう体力的に限界なのでは?」
1000年!?
……え
ってことは、フランさんは1000歳!?
マジで!?
だって、フランさんの見た目は、40代半ばって感じだぞ?
それが、1000歳?
ま、まぁ
ルカ達もああ見えて200歳だしな。
ハハ……
これぐらいで驚くな……


