身震いしながら舞台の端に目を向けると、そこにはルカが立っていた。
真っすぐにヘイリを見ている。
真剣で、何かを考えいる風だった。
「皆さま、本日私は、素晴らしい誕生日プレゼントを頂きました」
ヘイリがそう言った瞬間、悪魔達の表情が一層明るくなり“何かしら”なんて声が聞こえてきた。
「後方の扉をご覧ください」
ヘイリがスッと手を伸ばした。
その手は、私に向けられている。
……え?
一斉に向けられた視線。
すると、今まで光りに輝いていた悪魔達の瞳から、一瞬にして光りが奪われた。
凍りつくような眼差し。
体が固まり、同時にガタガタと震えがきた。
「人間界から、久しぶりの“奴隷”がやってきたのです」


