悪魔なキミと愛契約



相変わらず不気味な廊下だ。


ルカの屋敷とは大違い。


こんな薄暗い中でずっと生活してたら、きっと心にカビが生えるだろう。


そうだ。

ヘイリのあの心は、きっとコケでも生えてこうなったんだ。


これは絶対、リフォームしたほうがいいな。

城のつくりから変えないと、あの心はよくならないんじゃないか?



私は、眉間にしわを寄せながら城を見渡し、メイド2人のあとをひたすらついていった。


しばらくして立ち止まったのは、天井まで伸びる大きな扉の前。


また無言のまま振り返ったメイドは、一度私の顔を見たあと、重そうな扉をゆっくりと開けた。



「………ッ!!」


扉が開けられた瞬間、優雅な音楽がフワっと漏れてきた。


人々の楽しそうな会話も響いている。


扉の向こうは、大きな広間。


ドレスアップした多くの悪魔達が集まり、それぞれ立食しながら楽しんでいた。