シキが深々と頭を下げた。
ボーっと、シキの頭を見る。
「……嘘はやめろよ」
声が震えた。
シキは、ハッと顔を上げた。
「サラ様、嘘などではございません」
「嘘に決まってんだろ!!
じゃあなに?私はまぼろしでも見てたと言うのか!?」
「サラ様……」
「私は確かにこの目でチヅルさんを見たし、この耳でチヅルさんの声を聞いたんだ!!
しかも、私はこの手でチヅルさんの体にも触れてる!!
ちゃんと温もりがあった!!
“死んでる”とは思えない!!」
私は声を荒げた。
変な冗談はよせ。
いくらなんでも、キツすぎる。
そんな……
嘘だ……
「嘘だと思うなら、それでもよい」
静かな声を出したのは、ルカだ。
「だが俺には、貴様が嘘をついているようにしか見えん」


