「はっ?」


「今何時だと思っている」


「何時って、朝の8時だけど?」


何か問題でも?


「俺はさっき寝たんだ。
邪魔をするな」


知らんがな。


「どうしてもっと早く寝ないんだよ。
昨日言っただろ?ピクニックするって」


「誰も参加するとは言っていない」


「なに言ってんの?
あんたに拒否権はないよ」


私がサラリと言うと、ルカは眉間に深いシワを寄せながら体を起こした。


「拒否権はないだと?
貴様、何様だ」


「おまえの教育係だよ!!
つーか、ごちゃごちゃ言ってないでさっさと起きろよっ!!
またこの前にみたいに着替えさせてほしいのか?」