それまで静観していた岡原くんが、


急に嬉しそうな声を出す。


「そうだよー」


岡原くんに頷きながら、羽衣ちゃんは


ぼやけた様な模様の、ガラス扉を


開いた。


「うぉわ、マジで入ってきたし。
・・・あ、陽汰じゃーん!」


「よー、修哉。」