「ただいまー」


「御邪魔しまーす」


羽衣ちゃんと私の声だけ、響く。


山田君は、岡原くんに引きずられながら先に


階段を上って行った。


「岡原君て、力強いんだね」


「元野球部だってさー」


・・へえ。