コードネーム『S』




「やっばっ…!!
行くよ!!
紀子、薫、弥勒!!」


『『『遅いのはスイリだから』』』


へっ…?


3人はもう既に、エスカレーターに乗っていた。


は…はぇぇ…


「ま…待ってよ!!」


エスカレーターや、エレベーター。


最新器具は当たり前の様に設置されている学園である。


〔“菊正宗紀子”本人確認いたしました。〕


〔ピーッ〕 という音を立てながら、ドアが開く。


うちの学園の教室のドアは普通のトコロと全く違う。

自分のクラスの人間と認識した場合、普通に余裕で入れるが、違うクラスだった場合、入り方はなかなか難しいのだ。



『おっはよ〜う!!』