「………………」


ユリアは木の上から
下を見下ろす


そこにはウェールズ・シン・レッド
の姿があった



「…待ちわびた………
彼を殺すこの時を…」


ユリアは剣に
優しく触れた


父様…母様……
サクソンの民達……



「あたしが…
あなた達の無念を
はらすから……」